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| うめ、うみかおる陽だまりの丘〜田浦梅の里 |

| 横須賀市田浦大作町 JR田浦駅から徒歩25分 |
[地図] |
| ●問い合わせ● 046-861-5945 |
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| ※入場無料。閉園日なし。 ※駐車場はありません。付近にもないので徒歩でしか行けません |
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| 3月、梅の季節。 家の近くの梅の花が咲き、京浜急行の安針塚〜京急田浦間の山が薄いピンク色に染まってきたら春だなぁって感じる人も多いかもしれない。 そんな三浦半島の春を宣言するような丘は、意外とヘンなところにあったりする。 車で行って見学、ということがどうやってもできないし、電車で行ってもけっこう歩く。 |
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そういうわけで今までなかなか足が向かなかったが、今年こそは、と春らんまんの丘に向かった。 田浦梅の里へのルートは2つ。 JRを使うなら田浦駅を降りて国道16号線の手前のトンネルを歩く。 そして京急田浦からはバスで田浦郵便局まで向かうのがいいかもしれない。 ここまでは二子山ウォークのルートと同じ(京急田浦からのバス時刻表もあり)。 |
| いずれにしても道沿いに詳しい案内看板はたくさんあるし、駅では田浦観光協会がつくったガイドマップを配っているから、道に迷うことはない。 見れば、周りの人はほとんど全員このパンフレットを持って歩いている。 さて、ふもとの梅を見ながら軽快に進んでいくが、京急のガードを越えていよいよ梅の里、というところで思わぬ難関が待ち受けていた。 |
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クネクネと山を登っていく急階段が登場したのだ。 丘を登るルートは4箇所ほどあるが、どのルートを通っても結局は100mちょっとある丘というか山を一気に登らなくてはいけない。 歩いても歩いても続く階段・・・。 足に自信のない人は南側の奥にあるフィールドアスレチックに続く道が比較的平坦らしいが、いずれにしても足腰の弱い人は要注意だ。 |
| そんな階段を10分ほどひたすら上り続ける。 まだかまだかと息を切らせて最後の階段に足をかけると、目の前には一面に淡いピンク色の景色がバーッと広がっていた。 まるで階段の疲れを癒してくれるように、ほのかな梅の香りが漂うのだ。 行った日は9分咲き。 紅白合わせて2700本というほぼ満開の梅に圧倒される。 |
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白梅の王様といえば左の白加賀(しらかが)。全国で一番多く栽培されている品種だ。 もう一種類は下の画像の青軸(あおじく)。その名の通り枝が緑色で、別名は玉梅(ぎょくばい)とも呼ばれる品種だ。 花梅には野梅系(やばいけい)、紅梅系(こうばいけい)、豊後系(ぶんごけい)の3つがあるらしく、白加賀も青軸も野梅系。 |
| 一方、紅梅系は庭木や盆栽に使われることが多いみたい。 残るは豊後系だが、これが下の画像のような豊後梅(ぶんごうめ)。 薄ピンク色の花はほわっと明るく、青空に本当によく似合う。 しかしこの梅は正確には純粋なウメではなく、梅とあんずの中間らしい。 さらに実は直径5センチくらいになるというおまけつき。 |
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その実だが、6月にもなるとこの丘に植えてある梅にはすべて、たわわに青い実が実っていく。 梅雨時には、ここにはゴロゴロと青い梅の実が転がっているのだ。 しかしそれも有効利用。 この実を利用して、「横須賀梅わいん」と「横須賀梅りきゅーる」が作られ、8月から市内の酒屋で売り出される。 |
| どちらも1050円で年間1万から1万5千本くらいの生産。 梅わいんは飲んだことあるけれど、とってもフルーティーでやや甘口。 まるで梅ジュースをさっぱりとしたような口当たりだから、ワインが苦手な人でもすっと飲めるかもしれない。 平成7年から発売され、すでに夏の横須賀名物となりつつあるこの2本、注目だ。 両方とも100%ここの梅を使うので、実のお持ち帰りはもちろん厳禁だ。 |
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この丘では梅に先立って水仙も鮮やかな花を咲かせていた。 紅白の梅と黄色と白と緑の水仙。 その両方が同時にたっぷり見られるのだ。 そんなたくさんの花に見とれながらさらに丘をのぼっていく。 そして中腹の階段を上がって広場に出てふと振り向くと、そこにはびっくりするような景色が広がっていた。 |
| 手前に咲き乱れる紅や白の淡い梅、その先には深い緑、そして頭上には澄んだ快晴の青空。 さらにその空の下には濃い青色をした海が広がっている。 そうか、すっかり忘れていたけれど、ここからは海が見えるんだ。 ”梅越しの海”を見ることのできる丘。 梅のにおいと潮の香りが同時に楽しめる場所なのだ。 |
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これだけの景色がいっぺんに楽しめる場所はそうはない。 これならキツイ階段をふうふう言いながら上ってきても十分価値があるかもしれない。 そしてここには、さらに景色を楽しめる場所があった。 梅が咲き乱れるエリアから少し上がっていくと、奥に白と青の展望台が立っていた。 |
| らせん階段を上って、青いデッキに出てみる。 今まで三浦半島のあちこちでたくさんの展望台にのぼってきたけれど、ここからの景色はベスト3に入るかもしれないくらいナイスビュー。 北にはみなとみらいのビル群と横浜ベイブリッジ、南には横浜横須賀道路と三浦半島中央の山々。 |
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そして東の正面には長浦湾、そして千葉。 目を南東に向けるとさらに観音崎や房総半島・富津の岬も見渡すことができた。 もちろん、追浜にある住友重工の赤と白のガントリークレーンも。 海とこのガントリークレーンが見えるのは二子山ウォークや三浦半島縦断ウォークをはじめとしてすっかりおなじみの風景だ。 |
| これが見えたらほとんど無意識にズームアップしてカメラに収めてしまう。 今や三浦半島ウォークには欠かせない横須賀の北のランドマークといったところか。 その展望台からは三浦半島縦断ウォークの最初のチェックポイントである十三峠の青い給水塔も見えた。 ここで梅を見てから十三峠へ向かうこともできるのだ。 |
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この田浦梅の里は、展望台がある奥のエリアには田浦緑地という名前がついていて、芝生の広場がバーッと広がっている。 その脇にはいくつかのアスレチック施設もあるので、家族連れで来てもゆったりと楽しめる。 満開の梅を見てから陽だまりの丘で海を見ながらランチ、というのもとっても贅沢な時間の過ごし方かもしれない。 |
| 『さくら切る馬鹿、梅切らぬ馬鹿』なんて言葉がある。 梅は、手入れが大変なのだ。 冬の間にていねいにせんていされた梅が春の訪れを告げ、一面にその花を咲かす。 さらに6月には実をとり、8月になるとワインになっていく。 そしてその間に体を休めた梅は、また新しいサイクルで三浦半島に彩を添えるのだ。 |
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訪れた日は暖かくて快晴の一日。 梅をバックに記念写真を撮る人、たくさんの色をキャンパスに描く人、ただただ梅に見とれる人、芝生で語り合うカップル・・・。 たくさんの人が思い思いにこの壮大で繊細な風景を味わい、楽しんでいた。 3月の中旬くらいまで梅が咲き乱れると、次は三浦半島をサクラが覆う。 春の訪れを告げるこのピンク色の花リレーはこれからが本番だ。 |
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| 2003.3.12 |